私事ですが今、鼻風邪が長引いていて、くしゃみをするたびに鼻血が出ます。
幼少期は頻繁に鼻血を出していましたが、大人になってからこんなに鼻血が出るとは…ということで、「大人の鼻血」について調べてみました。

鼻血は、空気の乾燥や鼻炎などで鼻の粘膜が弱くなることで傷が付き、血管が破れて起こるものなのだそうです。
大昔、古代ギリシャの時代には、鼻血は体の中の悪い体液が鼻を通じて排泄されるもの、と考えられていたそう。
実際は、鼻の穴の皮膚と粘膜が移り変わる部分で「キーゼルバッハ部位」という細かく小さな血管が集まるところがあります。
子どもの鼻血は、原因の多くが鼻をいじる癖や外傷、鼻炎や湿疹、お風呂や夏場にのぼせてしまうことなどであり、鼻の粘膜が弱っている状態で起こります。

一方、大人の場合は高血圧、糖尿病、肝臓の病気、血液の固まりや血小板の働きを抑える薬の内服による副作用、妊娠や月経、鼻の中にできた腫瘍など、鼻以外の全身的な問題なのだそうです。
特に普段から高血圧、コレステロールが高い人は要注意!
もし鼻血が出てしまった場合は、慌てずに呼吸を整えて小鼻をつまみ、やや下を向いて安静にすると基本的には止まるそうです。
この応急処置でも出血が止まらない場合は動脈からの出血の可能性もあり、専門的な処置を必要とします。
また、出血を繰り返す場合は、血が止まりにくい状態になっているか、鼻の中に良性や悪性の腫瘍ができている可能性があるため、専門医の診察を受けるようにしましょう。